インプラント治療とは

歯科用インプラントとは天然歯根の代用となる人工歯根のことをいいます。


天然歯がむし歯や歯肉の病気、あるいは事故などで歯を失うなどして歯の修復が必要とされた場合に顎の骨にインプラントを埋め込み、その上に人工歯を装着する治療です。

インプラントは生体との親和性の高いチタンという金属で作られています。チタンは長年の基礎的、臨床的研究からインプラントの材料として最も安全であることがわかっています。

━━━インプラントの特徴はなんですか？

• インプラントは見た目にも実質的にも本来の歯と同じような感覚を味わうことができる技術です。歯を失ってしまって、従来の入れ歯が合わない、或いは見た目にも美しい口元を作りたいと思われる患者さまにとってこれ以上はない、ベストな選択となることでしょう。

• インプラントは独立歯根ですので、入れ歯のように両サイドの歯を支えにせず、負担をかけることがありません。

• 自身の顎の骨に埋め込むため、味や温度などを含めた食感がダイレクトに伝わります。

• 土台の上に装着する歯の変更もできるので、年齢を経ても違和感がありません。

• 取り外しの必要がありません。

━━━入れ歯とはどう違いますか？

• 入れ歯は毎日洗浄剤で洗ったり磨いたりしなければなりませんが、インプラントでは通常の歯磨きを行います。

• 入れ歯は実際には少し浮いているため、食感に少し違和感を覚える方も多いですが、個人差はありますが、インプラントは密着しているため従来の歯と同じような食感になります。

━━━インプラント治療を受ける際に気をつけることは何ですか？

• インプラント治療は基本的に歯が生えそろった年齢（１６歳以上）から年配の方まで幅広く対応できる治療法ですが、手術には繊細な部分がありますので普段のかかりつけの歯科医師とよくご相談の上、十分な判断が必要です。

• 骨量の少なくなっている方や、既往症のある方など、インプラント治療には向いていない患者さまもおられますので、信頼できる歯科医師とよくご相談の上、判断することが大切です。

• インプラントの手術では、歯ぐきの切開、骨の切開を行いますので、お口の中に良くない菌が多数ある状態での手術はできません。歯肉炎や歯槽膿漏などがひどい場合にはそれらをきちんと治してから手術を受けましょう。

当院ではノーベルバイオケアのインプラントを使用しております。